2011年9月19日月曜日

撮影

本番は撮影、撮影。

久しぶりに普通の睡眠が取れたので、元気はつらつ。
EOS KISS X4はやっぱりノイズが多いので、気にくわない。
新しく買った純正レンズとの相性の悪さも気になる。

各国から来ていた人たちのインタビュー。









いやあ、みんないい人だった。ドイツ、フランス、イギリスの人たち。






外で撮影していても、イタリア程スリに気をつけなくていいので
安心し過ぎで帰って危険だったかも?新しい撮影対象は
意欲をかき立てます。



ロンドン


ロンドンの今回の目的は、うちのアソシエーションのヨーロッパ全体の
アニヴァーサリーの撮影だったわけですが、リハの前や、夜遅くまでの
リハの後は街に繰り出しました。

人はミラノよりも全体的に躾がいい。イタリア人としゃべってると
うちらが一番うるさかったりする。ロンドンの英語はかっこいい。
Bakerlooとか、そんな駅名でもかっこいいと感じてしまう。
チェントラーレ、ドゥオーモ、モンテ・ナポレオーネ、カイアッツォ、
bakerloo, picadilly, liverpool street, holborn, jubilee...
イタリア語にはないクールな響きよ。

お金をセントまできっちり出したときに駅員のじいさんの言う、
Good Jobもかっこいい。じいさんどもは、しゃべる石像のように
いい声を出しよる。あちこちでイタリア人ほど感覚的ではないけれど、
思慮深さを感じる。イタリア人はアグレッシブすぎる。

町並みもきれい。近代的なポップさとのコントラストがいい。
なんか、センスがいい感じよなあ。チューブ(地下鉄)の
駅を見て、日本のコンビニを思い出す。






と、いいところばかり書いたけども、ネガティブなところも
書いてバランスを保ちましょう。地下鉄は料金高い、
帰りの大事な時にストップしていたので、腹立ちました。
代わりにタクシーに乗ったけど、全然急いでくれてない
感じがしたのは、イタリア人の運転がそれだけ荒いという
ことなんでしょう。運転はイタリアの圧勝。タクシーは
クラシックでいいけど、実際乗ると外見だけでいいとは
言えない。



チーズオムレツを頼んだら、カッチカチに焼いた、卵が、
カッチカチに固まったチーズとのコンビネーションででてきた。
サラダは、手でちぎったに違いないハーブが、サッカーの
試合で言うルーニーのように強く自己主張していた。
でも、なぜか落ち着くのは、店の雰囲気やら人の感じが、
イタリアよりもずっと日本に感覚が近いからか。
ラテン系の特異性を感じた訳です。

フィッシュ&チップスも微妙。チップはいい揚げ具合だけど、
ソースがクソまずいか、普通か。うーん。

なんだかんだで、結構楽しみました。


ロンドンは寒いに違いないと、冬服装備のイタリア人たち。
18度くらいだったかなあ。寒い寒いと言っていた。。。

The British Museum






ロンドン。5年ぶり。

近代的な都市なのに、アンティークな石造りが地下鉄の
プラットホームにあったり、町中にあったり、そういうところがいい。

着いてすぐ、昼飯をイタリア人たちと食べて、そのうちの
ジョルジョと一緒にBritish Museumへ。古代文化についてよく語るから、
お互いに行きたかったという偶然の一致が嬉しかった。




古代メソポタミアのラガシュ国王グデアの像。その奥にジョルジョ。
スキンヘッドは3000年前とシルエットがかわりません。



古代王国ウルの遺産。リチュアルに関する壷だったそうです。








古代からテーブルゲームはあったわけです。






アッシリア王国。レリーフ、レリーフ。

アッシリアの精霊、アプカル。



エジプト。



古代エジプトの骨壺。










ブドウ。




響宴の図にもワイン。



神々への供物にもワインが。



ホルス神とアヌビス神への供物に、ブドウが。

古代ではビールが多かったが、神やファラオにはワインが捧げ
られたということです。これはメソポタミアでも同じで、
ワインがいかに希少な価値があり宗教的にも意味を持っていたか
がわかります。

ジョルジョは、自然や神の考え方、動物の意味など結構
独自の価値観だけど知っていて、彼の講義は楽しかった。
こういう古代人の自然への感性をもってワインを作りたい
というのが彼のモチヴェーションなわけで、大いに
刺激を受けた訳です。

2011年9月15日木曜日

ロンドラ

明日、ロンドラ、ロンドンに行きます。

英語なんか日中しゃべったりして、ウォーミングアップ。

外国に行くとなると、やっぱりイタリアと違ってあれだよねとか
そういう話が多くなる。

それくらいイタリア、行儀悪いっていうか単純というか、
粗い。

自分もそういう中にいて、思わぬ方向に変わってしまってるし、
その国に多かれ少なかれみんな染まっている。

いいんだか悪いんだか。数年ならいいけど、長期は無理だね。












農家に行って、パスタの試作品を味わった。
日本人に合うパスタをとなると、石でひいた小麦粉じゃだめだ
ということになった。機械製粉じゃないと日本で売ってるような
パスタにならない。僕らはそういうのに慣れてるから、全然
いいんだけど、日本ではだめ。

どうして、自然なものはだめなのか。いいんだか悪いんだか。
日本人の味覚って何なんだろう。麺はつるつるしこしこしか
だめだったら、工場で製粉するしかない。でも品種独特の
味わいはやっぱり失われる。煮物は砂糖が入ってないと
だめになってるし。

まだまだ試行錯誤が続く。

そういえば、イタリアに唯一麦芽糖を作ってる工場が
あることを知った。エスプレッソと麦芽糖。まさか
この組み合わせをイタリアで味わうとは思わなかった。

2011年9月11日日曜日

土曜日のランチ


土曜日はみなでランチに行った。

アルベルトという友人のおすすめのレストランに。

なぜか2020年創立と書いてある。

味はよかった。大きい店だけど。


はるちゃんは、パン、アンパンマン、あちち、ちわっす、ほかいろんな言葉を
言えるようになってきた。これからこちらも言葉遣いに気をつけないと。
どうも大分気に入ってくれているらしく、普段はママよりもこっちによってくる。

そのあとは、イタリア人二人を整体に連れて行った。
日本のように体育や音楽の授業がしっかりしていないし、
部活も無い。なので、ストレッチの知識とか以外にみんな
もっていない。高卒でイタリアの大学に入った人に
話を聞いても、日本の小中高の教育はイタリアよりも
いいのです。

まえから体に問題を抱えていた二人なので、ほんとに良かった。
体が大分ほぐれて、ストレッチの仕方、塩分の取り方も
教えてもらったし。この整体師は、日本代表のMを見ている人で
ほんとに優秀。

2011年9月6日火曜日

続けると言う事はすごい事です。

アーティストを続ける先輩。デザインを続ける先輩。
海外で制作してまわったり、デザインプロジェクトで
受賞したり。

先輩Oの絵がTシャツになって芸能人が着るっていう
企画を知った。きゃりーぱみゅぱみゅって知らなかったけど。
http://glamb.sakura.ne.jp/12at/?page_id=426


鈴木芳雄氏のブログにも。
http://fukuhen.lammfromm.jp/?p=1524

このブログ結構おもしろいです。
千宗屋と杉本博司の対話なんてあったんですね。
http://fukuhen.lammfromm.jp/?p=13600


続けるってすごいなと思う。大学の時、僕たちに
語ってくれたままのOさんが映っていた。少し
老けたなと思いつつも、なにか時間が止まったまま
のような、それでいて時計の針が少し戻ったような、
そこから少しは進んだような、奇妙な矛盾した気持ちになった。

続けるってことは、ある意味、そこにとどまり続ける
事だと思う。技術でも評価でも周りの環境でも、
いろいろと変わったとしても、なにか変わらない、
あいかわらずだなあという。その人らしさっていうか。

http://www.yamamotogendai.org/japanese/artist/ohtake.html

作品のスタイルは進化し続けてきたんだろうけど、
久しぶりに彼の作品を見た僕には、懐かしいなと
思えてしまう。

やってる事が変わっても、僕は自分のやりたい事が
変わったとは思わない。描いたことをやっているし、
まだ形にできていない事も多い。逆に、形になってしまったら、
むなしさもあるし、燃え尽き症候群的な虚脱感を感じる。

自分のやりたい事はきりがないし、十年以上夢見てきた
学芸員の夢もかなえ、海外で仕事をする夢も叶えたし、
いろんなものを見れた。もうこの辺りで満足した気持ち
だったけど、こういう周りにいた人たちの活躍を見聞きすると、
甘かったなと思う。やりたかったことを叶えても、
人間満足はしないもの。最初のころみたいに、
夢中にやってかないとって思った。

2011年9月4日日曜日

自然児と都市生活者

ミラノ郊外のお米の田んぼの撮影に行きました。

幹線道路沿いのところはよかった。ヒルがいるといわれたけど、
まったく食われず。




ところが、森の奥の田んぼに行くと、大違い。
森の中を進む事10分。ようやく川をわたれる場所があった。





四方八方蚊に取り囲まれ、シャッターをきりながら、
腕に捕まる蚊を振り払い、すっかり消耗してしまった。
走っても走っても寄ってくる。O型だから食われやすいのか。
顔がボクシングの後のようにボッコボコに。



「見ろ!俺は自然の中に住んで、自然の米と麦と野菜ばっかり
食べてるから全然かまれないぞ!ミラノなんかに住んでるから
血が酸性で食われるんだ!」とジュゼッペ。
「おう、そんなら僕は慣行農法産ってことか!」というと、


「俺は自然農法産だ!」と自信満々。

森に行ってみろっての。毛深いから蚊が寄って来ないんじゃないかと
僕は思う。たしかに、ミラノ生活で体がスモッグに対抗できるように
なって、変質し、そのせいか食われやすくなったのはある。ま、
そんなこといってられないね。特に治安悪い、空気悪いエリアに
住んでいます。



しかし、古代種の米の強い事。雑草が生えていても、
すくすくのびています。これで大丈夫かと疑わしく聞くと、
一ヶ月後にはイネは伸びて、草は枯れているとのこと。
普通の農家には耐えられないことです。