
温泉地、バッドナウハイムBad Nauheimの
教会。
太鼓を取りに、ミラノからレンタカーでフランクフルトに行った。
前日ブドウ畑の剪定があり、朝6時から夜8時半まで頑張って、
ミラノに戻ったら11時。運転があるけど、体が疲れて、多少
不安だったけど、僕にはアウトバーンがまっているのです。

壮大なアルプスの山並みを越え、4時間ほどでドイツに。
ドイツ国境からは、アウトバーン。ついにアウトバーンデビューです。
アウトバーンは制限速度がないところが多い。200キロなんて
当たり前の世界。血が騒ぎます。
しかし、借りた車は、大太鼓(直径110cm)を運ぶために
でかいフルゴーネ(ワンボックスワゴン)だったので、
スピードがイマイチでない。アクセルを全部踏んでも
160キロしか出なかった・・・。次こそは。
ドイツはやっぱりきれい。清潔。人がいい。
こんなにドイツを好きになるなんて思わなかった。
フランクフルトでは、レバーケーゼというハム?の一種を
食べた。レバーケーゼの洗礼を受けないかんよ!と
言われたものの、んなあほな、と思って口にしたら、
劇うまじゃん。意味がわかりました。フランクフルトって
観光的にはメッカじゃないけど、マイン川もきれいだし、
肉はおいしいし、気に入った。ドイツがますます好きに
なった。住みやすいので日本人には合うみたいね。
他国の人を尊重するってあたりまえだけどいいね。
ミラノと比べたらあかんけど。


太鼓を取りにいった自然農法の施設は温泉街の
郊外にある。景色がめっちゃきれい。黄色い花が
一面に咲いている。理想郷のようなところ。
steinfurthという田舎の町。こんなところで、しばらく
ドライブして暮らしてみたい。
夜はもちろん、いろいろなビールで楽しんだ。
やっぱり泡がきめ細かくて、味の深みがなんともいえない。
日本のビールなんてあかん。文化の香りがない。
みなさんありがとう。

太鼓だけじゃなくて、他にも目的があった。
ブドウの剪定枝を燃やして灰にして、
シュタインフルトのドイツ人陶芸家に抹茶碗を
作ってもらおうというアイディアを実行しに来た。
テレーザさんという陶芸家。とってもいい人だった。
途中、田園の中に古城が現れ、心がときめいて
しまい、たぶんキラキラした笑顔をしていたかも。
日本に留学経験もあり、知人がミラノからお茶会に
行ったこともある。6月にはまたこのバッドナウハイムの
現代アートギャラリーで個展にあわせて、お茶会があり、
おもしろい趣向になりそう。快く企画に賛同してくれ、
抹茶碗ができたら連絡をくれることになった。

ドイツ人はとても深くものを捉える。
感覚をフルに使って高い芸術的感性の世界に
入るイタリアとちょっと違って、静かな感性と
沈思の力でものごとを捉える。新しい楽茶碗、
日本の常識にはない、日本のものを越えるほどの
ものを手にとって見たい。若手だろうがなんだろうが、
日本の作家はやっぱり日本的な共通意識が
強いと感じる。それがクオリティーを保たせるが、
まね事が多いでいかん。
ミラノに帰って太鼓を搬入。エレベーターのドアを
通らない・・・。地下から階段でよいせこらせと
運んだのでした。