2011年6月30日木曜日

ドバイで足止め




ミラノでエミレーツの飛行機が技術上の問題とかで3時間遅れ。
ドバイに着いたら、大阪行きには乗れないと言われてしまった。

エミレーツがすぐにホテルを手配し、そちらで休憩することに。
フライトは24時間後。

あーあ。ここには縁があるのでしょう。

出発前のミラノでは、出発2時間前にミラノ市の職員が住宅の視察に
訪れた。申し込んで3週間。普通1ヶ月か2ヶ月かかるらしいけど。
今回会えなかったらそうとう先になっていたし、これが住民登録に
なるので、銀行はなんとかできたけど、車の名義、健康保険、
保険証、いろんなことができるIDカードがこれで手に入るのです。
ホテルに泊まるのにパスポートを持ち歩かなくてもいい。普通に
イタリア人的に生活できるのです。奇跡だ!とよろこんでいたら、
次は、ドバイステイが用意されていました。神様は粋です。
ドバイは6月はセールらしく、ショッピングモールに行ってみよう。

ホテルは4つ星の20階。砂漠だからけして景色が言い訳ではないけど。
まあ快適だけど、疲れた。。。

そろそろ市場に行こうかなあ。カメラを持ってくれば良かった。

2011年6月29日水曜日

たわわ


たわわに実っています。

今年は量もいい感じ。病気も少ない。
これが自然栽培で可能だなんて、プロの農家は誰も信じないでしょう。

太鼓の道場視察に行ったが、2012年末までリフォーム中で
だめだった。別のもっときれいな学校にも聞いてみます。

大太鼓は形が少しいびつなので、撤去してほしいといわれ、
撤去。なんやかんやで50ユーロ。音は鳴らんわ、金はかかるわ。
もう知らん。しかしこのフルゴーネタクシーは割安でいい。
02.34.3400です。電話のお姉さんも、運ちゃんの移民の兄ちゃんも
親切で誠実だった。日通か!ってなくらい。ただ、道を知らん。

太鼓の女性メンバーのお兄さんが、ボクシングの日本チャンピオンと
知って、超驚いた。兄妹揃って打撃系です。

来週からトレーニングで来るそうだけど、残念ながらあえません。
なぜなら今日の午後、日本に飛び立ちます。

5年ビザの申請も兼ねて約1ヶ月。被災地ボランティアもしたいと
思っているけど、うまく事が運ぶでしょうか。

夕方、頼まれていたワインをワイナリーまで取りに行き、
圃場の写真撮影。アンナと二人で圃場に祈りを捧げました。

padre nostro che sei nei cieli, sia santificato il tuo nome,
venga il tuo regno, sia fatta la tua volontà, come in cielo
così in terra. dacci oggi il nostro pane quotidiano,
rimetti a noi nostri debiti come noi li rimettiamo ai nostri debitori,
e non ci indurre in tentazione ma liberaci dal male, amen.

Ave, o Maria, piena di grazia, il Signore è con te. Tu sei benedetta fra le donne e
benedetto è il frutto del tuo seno, Gesù. Santa Maria, Madre di Dio, prega per noi
peccatori, adesso e nell'ora della nostra morte, Amen.

Gloria al Padere al Figlio e allo Spirito Santo. Come era nel principio, ora e sempre,
nei secoli dei secoli. Amen.

いつもながら良い時間です。ちょっと間違えたけど、
一緒にごにょごにょ言いました。

2011年6月26日日曜日

感動

今日は5周年記念のアニヴァーサリーでした。終わってみると以外とあっけなかったけど、
ようやく解放された感じ。地震と原発に関するスピーチがすごく興味深かった。

2.
 「長期的な目で考え、行動する」ネイティブ・アメリカンは、私たちの行動が7世代後の世代にどう影響するかを考えなければならないと言っています。私たちが核廃棄物を扱っているやり方は長期的な解決策ではありません。これが問題です。


日本の原発事故は、40%が天災で、60%が人災だと言われています。東電が原発の損傷を感知したあと、人々を放射能から守る対策は非常にゆっくりとしたものでした。東電は、原発をどう残すか、どのように経済的損失を最小限に留めるかということに頭がいっぱいで、人間の安全と環境のことは無視されました。会社の利益が人間の生命より大事だったのです。短期的なメンタリティが初期の対応を誤った方向へ向け、今では東電と世界全体に膨大な出費を要求しています。まるで10ドルの出費を渋ったために100ドルの損をしたようなものです。

私たちは、毎日同じような過ちを繰り返しています。安い食材を買おうとして、その栄養価や生命力に目を向けないために、自分たちの体を壊し、薬を買うために多額のお金を支払います。利潤を増やそうとして、化学肥料や農薬、遺伝子組み換え作物を用いて食料を生産することで、地球や水、そして私たちの体を傷つけています。私たちの文明全体がこの短期的な考えに基づいているのです。

人間は自分の知恵や力におごり高ぶると、バランスを失います。自分たちは何でもできると思ったり、自分たちがまるで神のように行動すると、最後の最後で痛い目に遭います。謙遜こそが現在の危機からもっとも学ばないといけないことではないかと思います。

私たちは今、崩壊の過程にいるのでしょうか。人類は、自然を支配できると考え傲慢になっているのでしょうか。私たちは、目の前の利便性のために子供たちの未来を犠牲にしようとしているのでしょうか。私たちは、自然の一部として謙虚に暮らしていくことができるでしょうか。私たちは、日常生活において持続可能な生活を送ることができるでしょうか。私たちは、長期的な見方で考え、行動することができるでしょうか。

皆さんは、自分の中に、自己愛と利他愛、善と悪、思いやりと欲望が潜んでいることを認められますか。皆さんは、自分の心のなかのこれら相反する面の戦いに打ち勝っていこうと思いますか。

日本のこの危機に際し、ぜひ自分たちの社会と自分自身を深く見つめ直し、深い変化を見つけ出しましょう。


ちなみに、私の故郷には14もの原発があります。

「原発なんて」という大人の声を聞いて育ちました。

甲状腺ガンになった、という原発施設でペンキ塗りをする人も

知っています。


今の文明は表面的。それに終始していると思う。技術がもたらす

便利な生活がいずれ負の遺産となって次世代に受け継がれる。

残念だけど、それが僕たちの今の生活のベースなんです。

いろんなことが、資本の荒稼ぎの道具になっていて、

それにおどらさらていることすら気づかない人、それが今の僕たちの

姿でしょうか。資本主義は成長し続けることでしか自分を

保てないということをもっと知るべきだと思います。

ボードリヤールが60年代に「資本のための、大義名分のない

戦争がおこる」と予言し、ブッシュがそれを起こしました。

各地の紛争も、資本主義による農業政策によって、

肥料や種に特許や規制が入り込み、農家が窮乏し

食料供給が不安定になったからだと言われています。


http://www.youtube.com/watch?v=oGqYGnlbPn0&feature=related





2011年6月22日水曜日

新婚旅行専属カメラマン




きれいなものを見たいと思う人は、どうしても
この街に来てしまうのでしょう。

新婚旅行の二人とせっかくだし飲もうということになり、
カメラを携えて、ミラノからフィレンツェに飛びました。
電車だけど。



人でうじゃうじゃしています。


新婚、相日傘の二人。


ポンテ・ヴェッキオの上で。わしゃプロか!と自画自賛です。


夕日は美しい。





ミケランジェロ広場。





あまりにうまく取れたのでアップしちゃいました。


「おいどんを置いてかないでー!」みたいな。ほんま嫌そうやし!


パントマイムのおっさん。最近名物みたいですね。僕が住んでた
時は、チョークで絵を書くやつか変な絵を売るやつしかいなかったけど。


晩飯は、いつものアルマンド。うまかったー。もうポルチーニ茸が!
新鮮で、おいしかった!パッパルデッレは最高!

彼らはローマに、僕はミラノに。終電でさよなら。
「まじおめでとう!」「次はお前の番や!」てなもんで、
男同士抱き合って、ちょっと感動。


ミラノ行きの電車に、なんと近所の友人がたまたま来ていて乗るという
ことで、ビールを飲んで。テンションの高い一日でした。

ミラノに帰ったら、フィレンツェのイタリア人の友達から、
「いつ遊びにきてくれるの?」と日本語でメールが。
実は昨日、とはいえないけど。

2011年6月18日土曜日

結婚おめでとう

心の友Sが結婚した。「結婚したい」と言い続けて、はて何年だろう。
彼と僕の初対面は、噂が正しければ彼の前の前の彼女の紹介。
あれっ、もう一人はさんだんだったか、どうだったか。
ま、どうでもいい。なんしか海外にいると、さらに仕事なんてあると
結婚式に容易にいけないのが毎度はがゆい。

新郎の彼、マスクはいいが、中身は超天然。でよくカミます。
「岡山からお越しの富山さん」を呼び出すときに
「富山からお越しの、岡山からお越しの、富山さん」と
大声で言ってしまったり。お客さん、笑っていました。

そんな彼は純粋でとてもいいやつ。裏表を作れないタイプです。
裏は誰でもあるけど、さらに進んで変にうまくやろうとする人は
大嫌いなだけに、偉いなと思う。裏表のない人は体当たりで
生傷が絶えないものですし。

そんな彼は、自分の秘密をぽろりとうちあけてしまうことも。
そうなると僕の餌食に。20代、ドS体質だった僕は、ずいぶん
おちょくってしまいました。この場を借りてお詫びします。

自分は結婚とか全然想像できないし、したいっていうのは
言う程ないけど、幸せそうな顔をFacebookで見て、今までで
一番よかったという気持ちになりました。何年も言ってたし、
支えがないとだめな気もするし。

美大同期の池田とひろちゃんのときも大分嬉しかったなあ。
なんせ旦那の方が、女にふられて一升瓶をもってうちに押し掛け、
その後僕に会う振りをしてクラスメートのひろちゃんに会いにきて、
告白成功でまたうちに一升瓶とともに押し掛け、10年後に
結婚だったしなあ。

結婚て、それぞれ紆余曲折あり味わい深いもんみたいだね。
何か一つの映画のストーリーを最初から見届けた
気になります。20代後半になった時の蒼井優に演じてほしい。

さて、ローマとフィレンツェに新婚旅行らしい。ロマンチストの
彼は歩いているだけで幸せだろうなあ。トラブルがなければいいけど。

携帯電話を握り締めて数日を過ごします。

2011年6月16日木曜日

種まき




何て楽なんだ!!!

日本の田植えとあまりに違う種まき。

日本も是非こうすべきだと思ってしまう。
縄文時代の米作りのイラストでしか見た事がない。

20年間、完全自然栽培のお米。
ジャポニカ種なので日本食にばっちり。

撒いた後は鳩から守るため、水が引かれます。



しっかり根付いている稲。
2、3週間でこの根の生長ぶり。


日本の苦労はなんなのでしょうか。

目の当たりにしても信じられません。
バランスが取れると、米は草を押さえる力を持つそうです。
草が米より低いっていうのがびっくり。初めて3年目以降は
ずっとそうだったそうです。

なんしかこの古代種の自然栽培米を食べると、超おしゃべりに
なります。元気と言う意味で。収量も慣行農法のそれを
少し上回るくらいです。

SRI農法とは少し違いますが、農業はこのように
無限です。農薬は、元戦争産業だった会社がやっていること。
ヴェトナム戦争の枯れ葉剤のごとく。環境に悪く、
収量もいまいち。無農薬にする事で、健康で収量も
上げられる。根が深いので台風が来ても起き上がる。

現代の常識が、いかに間違っていて、苦しみの種であるかが
よーーーくわかるんです。こういうところにいると。

今の都市文化に持続可能なものがどれくらいあるか、
もちろんいらないものばかりではないけれど、
2000年前に帰るべきところは認めて、帰るべきなのです。

2011年6月13日月曜日

Natura





自然の営みは、深淵です。神秘でもあります。
人間を活かし、高め、苦労も同じくらい要求します。

毎年のブドウ、毎年のオリーブ。同じ圃場でもそれぞれ味がことなります。
テロワール、とイタリアでもフランス語を使っていいますが、
「大空と大地と植物の三者の間にある命の繋がり」が、
それぞれの土地ごとにそれぞれの年ごとに違ったものをもたらします。



人間の自然への解釈と自然との調和を求めた介入。
自然の調和の外に踏み出して長い人間との関わりの
結果が、その年の味わいです。

空、大地、植物、その間で人は考えます。


僕は、何にも頼らない自然農法は、芸術表現と同種のものだと思う。
自然をそのままの姿で一本の瓶に詰め込もうとする中で、
何があらわれてくるのか、自然の観察と解釈を通して、自問自答し、
生まれてくる味わいに鼻と舌を研ぎすませる。





土の中に、空気の中に根を張って、常に調和を求める様から、
生命意思のようなものを、木の中に感じます。



木と自然にまつわる一年の時間の中で、どれくらいの生物、
温度の寒暖、日照の移り変わり、天候条件、天体の運行と
重力の推移が関わっているだろう。


人間の知識では捉えきれない次元や摂理、常に移り変わる自然の
不確定なものの膨大な広がりの中で、豊かな香気を帯びた、
ひとつの調和が結実します。自然の一部だった古代人しか
もち得なかったようなインスピレーションを与える何かがそこにあります。